◆教学相長◆

2018年から教員生活スタート。日々の気づきや学びの備忘録。

SDGsと『』は好相性?

『』関係の情報に目を通していると、ちょくちょく登場するSDGs

 

 

 

「一人も見捨てない」

 

 

「一人も取り残さない」

 

というキーワードが似ていることくらいしか知らなかったけれど、いざSDGsについて学んでみると、

キーワードだけでなく仕組みも似ているのでは??

と思った。

(『』に決まった形がないことは理解しています)

 

 

 

まだ読み途中だけど、

SDGs(持続可能な開発目標) (中公新書)

SDGs(持続可能な開発目標) (中公新書)

  • 作者:蟹江 憲史
  • 発売日: 2020/08/20
  • メディア: 新書
 

を参考に。。

 

 

 

 

重要な理念が、「だれ一人取り残されない」ことである。…日本語では「だれ一人取り残さない」と訳すこともあるが、その原文は受身形で描かれている。つまり、自分が取り残される立場になりうることを前提に、「取り残されない」世界を創ろうというのである。5

 

 

 

「一人を見捨てるクラスは、二人目も見捨てる。三人目も見捨てる。次はあなたが見捨てられるかもしれない。」

っていう語りにも通ずる。

 

 

 

 

 

SDGsには大きく3つの特徴がある。1つ目は仕組みであり、2つ目は「測る」こと…そして3つ目は総合性である。9

 

 

 

 

例えば、1つ目の仕組みでは、

 

SDGsには何があるのか。目標とターゲットがあるのみである。それらに法的な拘束力はなく、したがって目標を達成できなくともペナルティーは無い。 ルールがないということはすなわち、各主体が自由に目標達成に向けた方策を考え、それぞれに合ったやり方で対応を進めることができると言うことである。11

 

 

目標を設定し、その目標達成に向けた方策は生徒に任せる。これも『』と同じ。

 

 

 

このような「目標ベースのガバナンス」12について補足しておく。

 

目標を掲げることで、従来では考えられなかったような大きなことを成し遂げることができる。その典型的な例が、「ムーンショット」…アポロ11号の月面着陸が成功した。13

現在の積み重ねとしての未来を描く「フォアキャスティング」…は、どうしても現状の延長線上に将来を考えてしまい、今と違う社会構造や産業構造への変化や、革新的取り組みを取り込みにくいシナリオアプローチである。これとは対照的に、未来の目標を描き、その実現を前提として、現在の世の中にさかのぼってシナリオを描くのがバックキャスティングである。13

 

つまり、

「ゴールから始める」

ですね。

 

 

 

 

 

それから、2つ目の「測る」では、

 

国連総会で承認されたグローバル指標は、244指標に上っている。16

日本でも2019年8月にローカル指標が示され、125指標が国内で測ることのできる指標だとされた。17

 

だけでなく、

 

それだけでは地域の現場は捉え切れないというのが現実である。17

 

ことから、

 

グローバル指標のローカル化だけでなく、ある目標やターゲットの達成に資するような、地域独自の指標を設定することも重要であることがわかる。…大事なのは、自治体間や国家間で比較することではなく、目標にどれだけ近づいているかを測ることであり、それこそがSDGsに関する計測の真髄だといえる。18

 

 

 

大きな目標(指導要領)のもと、自分(生徒)たちで目標(評価基準)を設定し、目標にどれだけ近づいているかを測る(評価する)ことをする『』実践者もいる。

 

 

 

 

 

第1章を読んだだけで、これだけの共通点が見つかった。(無理ないよね…?)

 

時間ないけどがんばって続き読もう。。