オセアニア州
単元名 オセアニア州(全5時間)
目標
オーストラリアの輸出のあり方が変化した背景を様々な観点から調べて、輸出や貿易(産業)のあり方が変わる要因について気づくことができる。
学習
(1)資料から、オーストラリアの輸出品目や輸出先が変わったことを知る。
(2)その背景について、様々な観点から、教科書や資料集などを使って調べる。
(3)調べたことを基に「動態地誌マップ」を作成し、産業のあり方が変わる要因を考える。
(4)それぞれが作成したものを共有する。
(5)単元のまとめを行う。学習を振り返る。
評価
オーストラリアの輸出の変化についての動態地誌マップを作成することができる。
水落先生・阿部先生のALデザインシート*には上の①目標③学習②評価の他に、「育成すべき資質・能力 三つの柱との関連」という項目がある。
*水落芳明・阿部隆幸編著「これで、社会科の『学び合い』は成功する!」
また、上の評価の記述だけでは達成度が不明確なことから、2つをまとめてルーブリックを作ってみた。
1 |
2 |
3 |
4 |
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見方 |
1種類の観点から考察することができている。 |
2種類の観点から考察することができている。 |
3種類の観点から考察することができている。 |
4種類の観点から考察することができている。 |
活用する力 |
2観点をふまえたマップを作成している。 |
2観点をふまえたマップを作成し、優れている。 |
3観点をふまえたマップを作成している。 |
3観点をふまえたマップを作成し、優れている。 |
学びに 向かう力 |
自分の課題解決にも向かえず協力もできない。 |
少なくとも自分の課題解決に向かうことができる。 |
ときどき、協力し合いながら課題解決に向かえる。 |
クラスの全員達成に向けた行動をとることができる。 |
表のうち、
見方が「個別の知識・技能」(今なら知識・理解や資料活用の技能)
活用する力が「思考力・判断力・表現力」
学びに向かう力は「学びに向かう力・人間性等」
にあたる。
2年生ではすでに2つの地理の単元で同じことを行い、評価がとても明確になった。
1年生の今回の学習でも、このルーブリックを参考に主体的に学習に取り組むことができている。
まだ単元の途中だけど、すでに
「先生~、観点4つじゃ足りないから増やしていいですか~?」
「ここの鉄道がいつできたかを調べたいんですけど・・・」
「〇〇~(一人でやってる子)、一緒にやる?」
などなど。
進度が速いグループでは、
「輸出のあり方が変わる要因は、・・・とか、あと相手国の状況とか?」
というところまで行っていたので、
「そこまでいけてるなら、もうちょっと踏み込んでほしいなあ。ヨーロッパできてるんだから。」
と言うと、なぜかドヤ顔をする子が笑
どうやらさっきまで、アジアの方も考えようと言っていたらしい。
この調子でがんばってほしい。