◆教学相長◆

2018年から教員生活スタート。日々の気づきや学びの備忘録。

1学期をふりかえって

あーーーーー、疲れた笑

 

なんとか「乗り切った」

 

 

これやりたい、あれやりたいと色々と考えながら始まった1学期。

結局、その日を乗り切るので精一杯で、やりたいことが全然できないままで終わってしまった。

自分らしさをいれたクラスづくりをしたかといわれると、何もしていない気がする、

いや、していない。

 

強いてあげれば、

かなり管理体質な学年の中で、放牧したことと、

しつこく「クラスは自分たちでつくっていくもの」と言い続けたことくらい。

 

 

とはいえ、自分もだんだんと管理体質になってきてしまい、最後には口うるさくなってしまっていた。

 

 

原因は?

心の余裕のなさと、

今、困っている生徒を放っておけないという気持ちかなあ。

 

 

 

俺は何もしていないのに、誰とも関われない人がいないクラスにはなってくれた。

でも、自分と関わりのないクラスメイトのことはまるで考えることができていない。

 

 

そこをつなげていきたい2学期。

 

 

話し合う活動を制限されてるのつらいなあ。

サンクスカードでもやってみるかな。

 

 

 

とにかく、「全員が安心して過ごすことができるクラス」ではないまま1学期が終わってしまった。

 

2学期がんばろ。

 

仕掛けることの大切さ

担任をしていると、

 

 

 

話をしても

 

「あれ、響いてないな?」

 

 

と思うことがよくある。

 

 

 

 

ただ、話すこと以外でも、何かしら仕掛けをすることで、変化が起こることに気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

勤務先では、毎朝、各クラスに新聞が1部置かれている。

 

 

 

ここ1ヶ月は、置かれたものがそのまま捨てられていった。

 

 

 

もったいないな〜と思い、少し仕掛けをしてみた。

 

 

 

産経新聞ワークシート「新聞で学力をのばそう」

https://www.sankei.com/nie/news/210404/nie2104040002-n1.html

 

を、黒板に貼ってみた。

 

 

 

その日は何の変化もなかったけど、週末には、数人が新聞に手を伸ばすように。

 

 

 

 

 

紙1枚で人って変わるんだな〜。

 

 

ちょっとした仕掛け、続けていこう。

 

アーリーアダプター

前回、前々回と、授業アンケート(小テスト時の自由記述欄)で出た不満について触れた。

 

 

その続き?のお話。

 

 

 

その小テスト後に、ルーブリックによる自己評価や、ふりかえりを書いてもらった。

 

そのふりかえりを今日読んだら、自由記述欄の方には書かれていなかったことがたくさん見つかった。

 

 

 

 

「友達とやることで、覚えられなかったことが覚えられた」

「方法を教えてもらってできるようになった」

「教えることで、分かったつもりになっていたことに気づいた」

「相性のいい先生に出会えた」

 

 

 

 

体感で2割程度いたかな?

 

 

 

『学び合い』に「得」を感じた生徒も、たしかに一定数いたことが分かった。

 

 

 

宣言明けたらまた『』やっていきたいけど、延長されそうだなあ。。。

『』への不満と不安

前回書いた悩みを解決するために、福岡の会に参加してみた。

 

 

「自習じゃないですか」

「先生に教えてもらった方がいい」

 

 

に、どう対応していくか。

 

 

 

 

おそらくは、学び方への不満というよりは、不安が強いかもしれないとのこと。

 

 

しっかりと、なぜこの形で学んでいるのかを説明する

 

だけでなく

 

 

 

「先生に聞いてもいい」ことを確認する

 

不満を書いてくれた子を注視し、行動をしっかりと評価、価値づける

 

 

 

 

ことをして、安心感を与えてあげることが解決策になるかも、とのこと。

 

 

 

 

不満ではなく不安…

 

 

 

うーん、なるほど。

 

 

 

 

勉強になった。やってみよう。

 

 

 

 

とはいえ、緊急事態宣言が出てしまった。

 

どうしよう。さすがに一旦やめようかなあ…

 

何があった?と、よくある悩み

やっと一週間終わった…

 

 

初任研とかで空きコマがつぶれた上に、単元の始まりが2つ、それに保護者会

 

 

きつかった…

 

授業を『』でやってなかったらまじで倒れてた気がする。

 

 

 

 

 

さて、その『』で、何があった!?とびっくりするほどの変化があった。

 

 

 

 

最初の単元では、同質の仲間内での関わりしか見えなかったクラス。

 

もちろん、全員達成にはたどりつかない。

 

自分たちが終わればそれでOK。

 

 

 

 

しかし、新しい単元に入ると、そんなクラスが激変した。

 

 

 

 

男女など、異質な人との関わりがある。

 

同性内でも異質な人との関わりがある。

 

終わった後も、終わってない人に声をかける。

 

黒板の方にきて「まだ終わってないのだれだろう?」

 

終わっていない子のところに人が集まっていく。

 

集団が苦手な子のところには、仲の良い人だけが残る。

 

そこから離れた子はワークなどに取り組む。

 

 

 

結局、タイムアップと同時に全員達成。

 

 

 

 

なんでこんなに変わったんだろう??

 

 

 

 

フィードバックのときに思わず「え、どうしたの?」と聞いてしまった…

 

 

 

どうやら、前時の小テストが効いたらしい。

 

 

 

 

急激な変化すぎて、逆に自分が一番ついていけてない笑

 

 

 

喜ばしいことだけど、もちろん課題はまだまだ。

 

 

 

終わってダラダラしている人たちまで巻き込まねば。

 

 

 

 

 

それから、本とかによくある悩み?も出てきた。

 

上のとは別のクラスだけど、

 

「自習じゃないですか」

「先生は教えないんですか?」

「教えてもらった方が分かりやすいです」

 

先達はどう対応していってたっけ?

確認しなきゃ…

 

 

 

 

とりあえず、久しぶりに午前中ゆっくりできた。

 

新年度、始まりました

1年間の休息を経て、4月から再び教壇に立ち始めた。

 

 

しかも、初担任。

 

 

楽しい。けど、疲れる。

 

 

 

12日、12時間勤務

13日、13時間勤務

14日、11時間勤務

15日、13時間勤務

16日、12時間勤務

 

 

 

無事、過労死ラインにのりそうです笑

(いや、笑えない)

 

 

 

 

さて、新しい学校でも『』を取り入れてみた。

 

人と関わるのが苦手な生徒。

社会科は苦手ではなさそうだし、立ち上がって関わろうとはしている。

 

 

でも、話しかけられない。

 

 

しばらくすると、

 

「◯◯〜、教えてー」

 

 

 

このときだけだったかもしれないけど、つながりが生まれた。

 

 

 

 

 

そんな成果は見え始めているものの、課題はまだまだたくさん。

 

 

 

自分が終わればOK

自分と仲間が終わればOK

 

サインあと1人だったのに…

 

 

 

 

でも、メッセージを受け取ってくれている子も確実にいる。

 

教室の闇が鮮明になって正直堪えるけど、時間をかけて解決していこう。

 

 

SDGsと『』は好相性?

『』関係の情報に目を通していると、ちょくちょく登場するSDGs

 

 

 

「一人も見捨てない」

 

 

「一人も取り残さない」

 

というキーワードが似ていることくらいしか知らなかったけれど、いざSDGsについて学んでみると、

キーワードだけでなく仕組みも似ているのでは??

と思った。

(『』に決まった形がないことは理解しています)

 

 

 

まだ読み途中だけど、

SDGs(持続可能な開発目標) (中公新書)

SDGs(持続可能な開発目標) (中公新書)

  • 作者:蟹江 憲史
  • 発売日: 2020/08/20
  • メディア: 新書
 

を参考に。。

 

 

 

 

重要な理念が、「だれ一人取り残されない」ことである。…日本語では「だれ一人取り残さない」と訳すこともあるが、その原文は受身形で描かれている。つまり、自分が取り残される立場になりうることを前提に、「取り残されない」世界を創ろうというのである。5

 

 

 

「一人を見捨てるクラスは、二人目も見捨てる。三人目も見捨てる。次はあなたが見捨てられるかもしれない。」

っていう語りにも通ずる。

 

 

 

 

 

SDGsには大きく3つの特徴がある。1つ目は仕組みであり、2つ目は「測る」こと…そして3つ目は総合性である。9

 

 

 

 

例えば、1つ目の仕組みでは、

 

SDGsには何があるのか。目標とターゲットがあるのみである。それらに法的な拘束力はなく、したがって目標を達成できなくともペナルティーは無い。 ルールがないということはすなわち、各主体が自由に目標達成に向けた方策を考え、それぞれに合ったやり方で対応を進めることができると言うことである。11

 

 

目標を設定し、その目標達成に向けた方策は生徒に任せる。これも『』と同じ。

 

 

 

このような「目標ベースのガバナンス」12について補足しておく。

 

目標を掲げることで、従来では考えられなかったような大きなことを成し遂げることができる。その典型的な例が、「ムーンショット」…アポロ11号の月面着陸が成功した。13

現在の積み重ねとしての未来を描く「フォアキャスティング」…は、どうしても現状の延長線上に将来を考えてしまい、今と違う社会構造や産業構造への変化や、革新的取り組みを取り込みにくいシナリオアプローチである。これとは対照的に、未来の目標を描き、その実現を前提として、現在の世の中にさかのぼってシナリオを描くのがバックキャスティングである。13

 

つまり、

「ゴールから始める」

ですね。

 

 

 

 

 

それから、2つ目の「測る」では、

 

国連総会で承認されたグローバル指標は、244指標に上っている。16

日本でも2019年8月にローカル指標が示され、125指標が国内で測ることのできる指標だとされた。17

 

だけでなく、

 

それだけでは地域の現場は捉え切れないというのが現実である。17

 

ことから、

 

グローバル指標のローカル化だけでなく、ある目標やターゲットの達成に資するような、地域独自の指標を設定することも重要であることがわかる。…大事なのは、自治体間や国家間で比較することではなく、目標にどれだけ近づいているかを測ることであり、それこそがSDGsに関する計測の真髄だといえる。18

 

 

 

大きな目標(指導要領)のもと、自分(生徒)たちで目標(評価基準)を設定し、目標にどれだけ近づいているかを測る(評価する)ことをする『』実践者もいる。

 

 

 

 

 

第1章を読んだだけで、これだけの共通点が見つかった。(無理ないよね…?)

 

時間ないけどがんばって続き読もう。。