◆教学相長◆

2018年から教員生活スタート。日々の気づきや学びの備忘録。

ブロック・アワーとイエナ・プラン

先日のブロック・アワーのことについて、実践しているクラスの児童に少し話を聞いてみた。

 

 

一人目は、文集にブロック・アワーを書いた児童に、ブロック・アワーとは何か聞いてみた。

 

わずか10秒ほどで概要を説明してくれたとともに、

 

「課題が終わらなくて皆キツイって言ってる」

 

と楽しそうに教えてくれた。

 

 

 

二人目には、さっきの話を踏まえて、課題が終わりそうか質問してみた。

 

笑顔でサムアップ。

 

 

 

三人目にも同じ質問。ニコニコしながら、

 

「もうとっくに終わって折り紙折ってますよ。もう2時間くらいずっとやってます。」

 

他の子を手伝わなくて良いのか聞いてみると

 

「その人の計画なんだから邪魔しちゃだめじゃないですか」

 

との回答。

 

 

 

どの児童も楽しそうだな~と思うとともに、おや?と疑問。

 

 

三人目の児童の言う通り、ブロック・アワーは自立学習の時間であり、イエナ・プランにおける「静かな学びの場」である。

 

その背景には、次のような考えがあるらしい。

 

静かな学びの場の尊重は、子どもたちが、何か分からないことについて、すぐに答えを出そうとしたり、グループリーダーや他の子どもに聞いて解決するのではなく、答えのない問いと付き合う訓練でもある。いくつもの答えのない問いを心に抱いて、あきらめずに答え探しを続ける態度が、探究心を養うと考えられる。

                         http://study.japanjenaplan.org/?cid=1

 

今の授業では、すべての単元で目標達成に期限を設けている。

 

そのため、目標の全員達成のために「折り合い」をつけて、誰かに教えてもらっている姿をよく見かける。

 

「折り合い」自体は素晴らしいことだけど、上の引用のように「探究心を養う」ことができているのかなあ...