◆教学相長◆

2018年から教員生活スタート。日々の気づきや学びの備忘録。

アフリカ州

単元名 アフリカ州(全5時間)

目標

 アフリカには発展した地域としていない地域がある背景を調べて、AU加盟国の代表になったつもりで、協力してほしい政策をAU総会に主張することができる。

学習

(1)資料集の資料から、一人当たりGDPの差がアフリカ内でも大きいことを知る。

(2)その差を生む背景について、教科書や資料集などを使って調べる。

(3)アフリカの国を一つ選び、(2)を基にその国の課題と解決策を考える。

(4)AU総会を開き、自国の抱える課題とその解決のために必要なことを主張する。

(5)単元のまとめを行う。学習を振り返る。

評価

 調べて見つけた課題を根拠に、解決策を主張することができる。

 

 

学習課題に取り組む中で、 アフリカの地域の特徴や地域の課題を理解してもらうために、アフリカの課題の解決策を考えるという課題を設定した。

かつ、アフリカ=貧困というステレオタイプを破るために、「アフリカ内の発展度の差を考える」という、発展している地域があるという前提がある課題にした。

 

 

学習の(2)では、国ごとの一人当たりGDPを示した図と別の資料とを比べながら差を生む背景を推測することができていた。

 

内陸部の国を選んだ子たちは、

「輸送しやすくするための道路をつくるべき」

「そのために国同士の関係を良くするべき」

など、実際に進められている政策(回廊プロジェクト)まで行き着けていた。

 

あるいは「内戦をなくしていくために協力を要請する」

あるいは「教育を充実させる」

あるいは「モノカルチャー経済の課題克服のために工業化を進める」

あるいは「工業化のために、日本などから技術者や会社を招く」

など、読み取った課題に対応する解決策を主張することができていた。

 

また、これらの学習を通して、

発展度の差の背景には何があるのか、という概念について考えることもできていた。