たんつら!
今年度途中から、中単元ごとか2小単元ぐらいの間隔でパフォーマンス課題を行っている。
やっていて気付いたことは、
授業で学んだことを使おうとしていない!?
一部の生徒はもちろん使っているけれど、なまじiPadを使って課題をやっているせいか、わざわざネットで調べ直してから課題を行っている生徒が大半。
iPadがなかったらどうなるんだろう?
パフォーマンス課題をやるために、去年よりも単元計画にかなり時間をかけて、単元を貫く問いを考えている。
単元を貫く問い、略して、たんつら。
たんつらの解決につながる問いを、毎回の授業でやっているはずなんだけど。。。
毎回の授業ーたんつらーパフォ課題 がしっかりとリンクしていることに気付いて、パフォ課題に有効だと思うのであれば、授業でやったことを使うはず。
ということは、
①リンクを意識させられていない
②リンクしていないorリンクしているように思えない
③そのた(そもそも授業を理解できていないとか)
あたりが理由になるのかな~。
話変わって、学びの個別最適化について。
よく授業研で
「机の上には必要なものだけを置くように」
「情報の可視化」
「めあては青で囲うように」
ということを言われる。
ユニバーサルデザインの観点から、なるほど重要なことだと思う。
「机~」は、単純・安全・空間の3原則
「可視化」は、認知
「めあて~」も認知に当たるのかな?
ただ、UDの目的は「誰でも分かりやすく使いやすい」環境を作ること。
学校に置き換えると「どの生徒も学びやすい」環境を作ることになる。
理解の仕方は人それぞれで、クラスに30人いれば30通りの分かり方がある。
本当に「どの生徒も学びやすい授業」をデザインするのであれば、個々人が自分に合った学び方を選べる空間を設けてあげる必要があるんじゃなかろうか。
ただ、それをするのであれば、通常授業以上に明確なゴールを示してあげないといけないし、そこに社会科的な要素を組み込まれていないといけない。
(というのも、組み込まれず明確でない場合、いかに課題をこねくりまわしても国語的な社会科から離れられないことを体験したから)
で、この課題を解決できないまま夏休みに入ってしまったので、モヤモヤしながら休みを満喫しております。はい、満喫はしています。
このへんの解決のためにも、
①各分野で身に着けるべき力の把握・理解
↓
②その学習単元で身に着けるべき力の把握
↓
③その目標達成のための課題の設定
をやる必要があって、そのためにまずは、学習指導要領の読み込みが必要になるのかなあ。
ということで、最後に本紹介。
学習指導要領の読み方・活かし方-学習指導要領を「使いこなす」ための8章
- 作者: 合田哲雄
- 出版社/メーカー: 教育開発研究所
- 発売日: 2019/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
手に入れられればまずはこれを読めればいいかな~。