◆教学相長◆

2018年から教員生活スタート。日々の気づきや学びの備忘録。

パフォーマンス課題を導入して

去年の評価は、定期テストと業者の単元テストをメインに行なっていた。

 

単元テストは、ご存知の通り(?)知識問題の比率が高く、授業で思考をしたとしても、結果として社会科=暗記科目に陥ってしまっていた。

 

そこからの脱脚を図るべく、パフォーマンス課題を導入した。

知識は、授業プリントの穴埋め部分からのみの出題。

 

1年生では、世界の人々の生活と環境の単元で

「①なんで世界各地で異なる生活が行われているのか?」

「②地球温暖化が進んだら、(選んだ地域で)どんな変化が起こるか?」

の2つをレポート。

 

出てきたレポートを見てみると、面白いこと面白いこと!

②では、気温が上がって薄着に~、農業が~

くらいのことを皆が書くと思っていたら、

 

シベリアでは永久凍土が融けて建物が傾いてしまう

ヨーロッパでは降水量が変わってマラリア対策が必要なくなる

ツバルでは食料や飲料水をさらに輸入に頼るようになる

 

など、自分が思いつきもしなかったようなことも含め、様々な考えが出てきた。

もちろん全員が全員うまく書けたわけではない。

レポート課題はほぼ個人個人での取り組みだったけど、この面白い考えとかを共有できればいいなあ。

と、思って、時間に余裕のある3年生でやってみた。

 

「①なんで第二次世界大戦が起こってしまったのか」

「②第二次世界大戦への流れを止められたとしたらいつか」

の2つをレポート。

 

レポート終了時に、みんなから

 

「疲れた~~!!」

 

頭使った証拠!

 

 

 

全員がレポート終了後に、それぞれ誰が書いたものか分からない状態にして、相互評価。

みんな真剣に読んで、何が良かったか・何が悪かったか・どうすればもっと良くなるかを書いていた。

後で聞いたら、クラスメートのレポートを読むのはけっこう楽しかったらしい。

 

 

 

導入したばっかりでうまく活用しきれていないけど、すでに大きな可能性を感じている。

パフォーマンス評価の本は一冊たりとも読んでいないし、ルーブリックとかまだまだ分からないことが多いので、パフォーマンス評価関連の本で、読んだ方が良いものがあればぜひ教えてください!

 

 

とりあえず、中間テスト作らねば・・・