◆教学相長◆

2018年から教員生活スタート。日々の気づきや学びの備忘録。

2018年の振り返り

授業の変遷

<4・5月>

 『学び合い』についての薄い理解

 社会的思考力・知識の重視(社会的思考力>人間関係力?)

      ↓

 パワポと黒板を使った講義スタイル

 授業の一部の時間を使ったAL

 ※高学力層にも授業内容が身についていないことも

  授業開きに語った「学校に行く意味」との乖離

           (立派な大人=互いに助け合える人間になる)

 

<6・7・9月>

 『学び合い』への理解の促進

 他者と関わる力の重要視(社会的思考力=人間関係力)

      ↓

 導入で本時の学習課題の提示

 30分ほどで課題に取り組んだ後にその答えを基に板書・講義

 ※単元テストでの低学力層の得点

  課題設定への疑問と「足して2で割る学び合い」との指摘

 

<10・11月>

 西川純先生との対話

 他者と関わる力の重要視(社会的思考力<人間関係力)

      ↓

 単元テストに沿った課題プリント(教科書見開きページごと)

 授業冒頭と最後での語り

 ※生徒から「理解するだけでなく人間関係も深まっている」との感想

  単元テスト平均点の向上(最低点はあまり変わらず)

 

 中学3学年合同『学び合い』での社会科授業の実施

  普段は自分からあまり関わりを持とうとしない3年生が積極的な行動

 

<12月>

 『学び合い』への確信

 個人に合った学び方を身につけてほしいという希望

      ↓

 長期的=単元ごとの課題設定

 テストごとの学習方法の振り返りと共有

 ※単元テストで過去最高の平均点・最低点

  達成できない「全員達成」

 

 

 

 

 

子どもが学校に来る意味を説明した文でとてもしっくりきたものがある。

 

 

『1+1=2』は学校でなくとも学べるが、『一人と一人が力を合わせて、2.8人分、3.5人分の力を発揮すること』は学校に来ないとなかなか学べない。しかし、それが社会に出たときに最も大事なことである。 

        西川純編『私は『学び合い』をこれで失敗し、これで乗り越えました。』

 

 

對比地先生の授業開きでの語りである。

 

職場の先輩に『学び合い』の実践者がいて、その人のおかげで迷わずに『学び合い』に取り組めた。

 

そのことも集団の強みになるんだろうなあ。

 

 

 

 

当面の目標は「全員達成」になると思う。

 

その中で、人間関係力を身につけていってほしい。

 

基礎的・基本的な学力や深い学びとは何なのか。どうすれば適切な評価ができるのか。

 

まだまだこれから学んでいかねば。