◆教学相長◆

2018年から教員生活スタート。日々の気づきや学びの備忘録。

もし学校の先生が『もしドラ』を読んだら

ラクマで100円オフのクーポンをもらったから、350円で売っていた『もしドラ』を買って読んでみた。

 

 

そもそもマネージャーってなんだろう?

という疑問から、本屋で手を出したのが、経営学の父と呼ばれるドラッカーの『マネジメント』

 

そんな主人公みなみが、入院した親友の代わりにマネージャーになった弱小高校野球部で、

チームを甲子園へ導こうとする。

 

みなみは『マネジメント』を参考にしながら、野球部のマネジメントを始めていく。

 

 

ここから、ストーリーに沿って学校バージョンを考えてみる。

 

「野球部をマネジメントするためには、まず野球部はどういう組織で、何をするべきかーを決めなければならないのよ」29

→学校/学級をマネジメントするためには、まず学校/学級はどういう組織で、何をするべきかを決めなければならない

 

企業の目的と使命を定義するとき、出発点は1つしかない。顧客である。37

→学校の顧客は、生徒?保護者?地域の人たち?経済界?政治界

 

顧客が「価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」というのを調査することから、マネジメントを始めようとした62

→生徒;受験準備、青春、

 保護者;託児所、安全、受験準備、人間教育、

 地域の;人間教育、

 経済界;根性、実学

 政治界;主権者教育、人間教育、      あとなんだろう…

 希望的観測で共通点を挙げるなら、より良い生活を送る/創ること、かなあ

 調査ないのかな?

 

ここまでの感じだと、

➡︎学校/学級とは、社会/学校をより良くするための組織で、それを創る力を育てるべきである

 になりそう。

 

ー続きー

 

みなみは、「どうやったら部員たちに成果を上げさせられるか」ということを、ずっと考えてきた94

→先生は、「どうやったら生徒たちに成果を上げさせられるか」ということを、考えなければならない

 

成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、他所へ行く。126

 

人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。127

 

などなど、学級経営のヒントになりそうなことも多く出てくる。

 

 

 

単純に、伏線盛りだくさんで面白かったし、最後の方は泣けるし、いい小説だった。

 

あと、本読んでイメージした感じだと、主人公みなみ役は、あっちゃんよりも峯岸みなみの方が合ってる気がした。