もし学校の先生が『もしドラ』を読んだら
ラクマで100円オフのクーポンをもらったから、350円で売っていた『もしドラ』を買って読んでみた。
そもそもマネージャーってなんだろう?
という疑問から、本屋で手を出したのが、経営学の父と呼ばれるドラッカーの『マネジメント』
そんな主人公みなみが、入院した親友の代わりにマネージャーになった弱小高校野球部で、
チームを甲子園へ導こうとする。
みなみは『マネジメント』を参考にしながら、野球部のマネジメントを始めていく。
ここから、ストーリーに沿って学校バージョンを考えてみる。
「野球部をマネジメントするためには、まず野球部はどういう組織で、何をするべきかーを決めなければならないのよ」29
→学校/学級をマネジメントするためには、まず学校/学級はどういう組織で、何をするべきかを決めなければならない
企業の目的と使命を定義するとき、出発点は1つしかない。顧客である。37
→学校の顧客は、生徒?保護者?地域の人たち?経済界?政治界?
顧客が「価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」というのを調査することから、マネジメントを始めようとした62
→生徒;受験準備、青春、
保護者;託児所、安全、受験準備、人間教育、
地域の;人間教育、
経済界;根性、実学、
政治界;主権者教育、人間教育、 あとなんだろう…
希望的観測で共通点を挙げるなら、より良い生活を送る/創ること、かなあ
調査ないのかな?
ここまでの感じだと、
➡︎学校/学級とは、社会/学校をより良くするための組織で、それを創る力を育てるべきである
になりそう。
ー続きー
みなみは、「どうやったら部員たちに成果を上げさせられるか」ということを、ずっと考えてきた94
→先生は、「どうやったら生徒たちに成果を上げさせられるか」ということを、考えなければならない
成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、他所へ行く。126
人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。127
などなど、学級経営のヒントになりそうなことも多く出てくる。
単純に、伏線盛りだくさんで面白かったし、最後の方は泣けるし、いい小説だった。
あと、本読んでイメージした感じだと、主人公みなみ役は、あっちゃんよりも峯岸みなみの方が合ってる気がした。